咬合治療(咬み合わせの治療)は、むし歯治療、歯周病治療と同じく大切な治療です

咬合治療

咬み合わせが原因でお口のトラブルが起こります。例えば、咬み合わせが悪いため歯の表面のエナメル質に傷がつき、そこからむし歯になります。咬み合わせを改善しないまま、むし歯治療を行っても同じところに力がかかり、再発します。

当院では、すべての治療(むし歯、歯周病、入れ歯、その他)において、咬み合わせを重視し、お口のトラブルの原因となる咬み合わせの改善を行っています。

咬み合わせが原因で歯を失うこともあります
歯を失う原因の「むし歯」「歯周病」は、よく知られていますが、一般的にあまり知られていないもう一つの原因が「咬み合わせ」です。咬み合わせの悪い歯は、咬む力を集中して受けてダメになります。

私が歯を失った原因
私は奥歯を3本なくしました。
その当時、奥歯がよく腫れていて、その歯がグラグラ動いていました。歯周病になっていると思い、毎日必死で歯みがきをしました。でも結局グラグラがより大きくなり、自分で抜きました(3本)。原因は、歯周病ではなくて咬み合わせが悪かったのです。

しかし咬み合わせは単に口の中を見ただけでは解りません。咬み合わせは咬合診断することで知ることができます。

咬合診断することで初めて咬合治療(咬み合わせの治療)ができます

咬合器上の歯の記録(模型)をフェイスボウトランスファーして咬合器の上に装着した後、下の歯の記録(模型)を顎関節中心の咬み合わせで咬合器の下に装着することで咬合診断の準備ができます。

これに基づいて咬み合わせの診査・診断を行い、咬み合わせのバランスの悪い所を見つけて、調整、修正、改良していくのが咬合治療です。

咬み合わせは体全体に関わっています
咬み合わせのバランスが悪いと肩こり、頭痛、腰痛、悪い姿勢、顎関節症などの原因になると言われています。咬み合わせのバランスは、体全体のバランスと深く関わっています。咬み合わせのバランスを診査・診断し、咬合治療することで、健康で快適な毎日を過ごしていただきたいと思っています。

咬合治療をしてから補綴物(被せ、差し歯、ブリッジ、入れ歯)を作ります

咬合診断、咬合治療をしてから、補綴物(被せ、差し歯、ブリッジ、入れ歯)を作ります。すると心地良い咬み合わせで違和感のないものができます。また、残された歯も安定して長持ちします。それは咬む力のバランスが整えられるからです。

顎関節症の診療も行います

顎関節症顎関節症の方が増えています。顎関節症は歯並びや咬み合わせが悪いこと、生活習慣やストレス、姿勢の悪さなど、さまざまな原因により発症すると言われています。

私は、咬み合わせや顎関節症治療に取り組む「IPSG包括歯科医療研究会」「咬み合わせ医療会」に所属し、最先端の知識や診療技術を学び、専門医との交流もあります。専門的な治療が必要な場合は信頼できる医療機関にご紹介しますので、お悩みや不安を抱えている方はご相談ください。

<以下の症状に心当たりがあれば顎関節症の疑いがあります>
・口を開けるとき、耳の前の関節がカックンと鳴る
・口が開かなくなった
・口を開けたり閉じたりしたときに顎が痛む

カウンセリングをおこなっております

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